以前、個人ブログで「ONKYO スレートPC を ReadyBoost で高速化」という記事を書きましたが、その内容を読んだ方から「ReadyBoostができないのだけど」というメールをいただきました。

調べてみると、Microsoft のページ「記憶装置のメモリを使用してコンピューターの速度を向上する」には次のようにかかれています。

ソリッドステート ドライブ (SSD) テクノロジを使用したハード ディスクがコンピューターに搭載されている場合、USB フラッシュ ドライブやフラッシュ メモリ カードを装着したときに、ReadyBoost を使用してコンピューターの速度を向上させるオプションが表示されないことがあります。代わりに、"このコンピューターのシステム ディスクは十分に高速であるため、ReadyBoost が有効になっていません。ReadyBoost でさらにパフォーマンスが向上する可能性は小さいと考えられます。" というメッセージが表示されます。これは、SSD によっては十分高速なものがあり、ReadyBoost のメリットが得られる可能性が低いためです。

ネットで検索すると、具体的に、Windows エクスペリエンス の プライマリ ハードディスクの点数が 5.9より大きいかどうか?で、高速な SSD かどうか?を見分けているとのことです。この点数はネットの噂ですが、マイクロソフトのブログなどを見ていると、Windows 7 が、エクスペリエンス インデックスの点数で動作を変えているのは事実のようです。

私の開発用のメインPCもSSDですが、7.5 点なので ReadyBoost を有効にできません。しかし、私の TW217A5 は SSD なのに 5.3 点です。確かに ReadyBoost を有効にできます。

それではなぜ、私の TW217A5 は ReadyBoost を有効にできて、他にできない方がいらっしゃるのでしょうか?答えはわかりませんが、おそらく出荷時期によって SSD の速度が違うのではないでしょうか?後発の SSD の方が性能がいい、ということで ReadyBoost を有効にできないのかもしれません。

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残念ながら ReadyBoost は高速な SSD にはかないません。ReadyBoost が有効にできない方は、少なくとも私の TW217A5 (2GBに増設前)よりは動作がキビキビしているはずです。それでは満足できない方は、たぶん保証外になりますが、メモリーを2GBに増やす事もできますので、それを試すのもいいかもしれません。

ところで microSD も以前紹介したときよりもずいぶん安くなり、class 6よりも早い Class 10 の物が簡単に手に入るようになりました。

TW217A5 はSSDの容量にも限界があるので、音楽や動画は microSD に入れた方がいいですね。ReadyBoost できる方は、32GBを購入して 2~4GB を ReadyBoost に割り当てると快適に使えると思います。

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