WP_000013ONKYO の Windows 7 のスレートPC( iPad 風 タブレットPC?)TW217 に、次期 Windows の開発者向けプレビュー版をインストールしました。

タッチ操作で扱うメトロUI はサクサクと動作してとても使いやすい感じです。

Windows 8 Developer Preview-2011-10-29-11-42-57また、このスレートPCにはインストールできませんでしたが、Windows Developer Preview には Visual Studio 11(次期バージョン)が入っていてメトロUIアプリの開発が出来るバージョンも公開されているので、それを VMware Workstation 8 にインストールしました(無料版では VMware Player 4 に該当します)。

これでメトロUIのアプリケーションを開発する環境が整いました!

スレートPCに Windows 8 Developer Preview をインストール

Windows 8 Developer Preview は開発者向けの、先行プレビュー版で、製品版とは大きく異なる可能性があります。Windows 7 のベータ版の時も、画面のいくつかの部分はまだ Vista と同じでした。今回も、ほとんど 7 と同じで「メトロUI とエクスプローラだけ最新にした」という感じです。開発者が、新しい Windows が出るまでの間に開発に慣れたり、そのフィードバックをマイクロソフトに送るためのバージョンなので、そのつもりで使ってみましょう。

ダウンロードはマイクロソフトのページから。2011年10月30日現在、誰でもダウンロードできます。

メトロUIは 1024 x 768 画面が必要

ところで、メトロUIを動作させるには、1024 x 768 ピクセルの画面解像度で表示できる事が必要です。

私がインストールした ONKYO TW217 では、1024 x 600 で表示するのが適正で、その表示ではメトロUIでアプリが起動しません。今回は無理矢理(縦が縮んで表示される)1024×768で表示して使用しています。これでも動作はしますが、推奨される解像度ではないので表示が遅かったり、タッチの反応がイマイチになったりします。

標準で 1024×768 が表示できるスレートPCを、2011年10月30日現在のもので、ピックアップしてみました。本気で試す場合はこれらを新規に買うのが良いかもしれません。

メーカー・商品 メモリー, SSD 参考価格
NEC LaVie Touch LT550/FS
( 仕様 )
2GB, 64GB \78,740 ~
\71,300
ASUS Eee Slate B121 4GB, 64GB \139,800
\169,800
msi WindPad 110W 2GB(最大4GB), 32GB \53,970~
\54,800
acer ICONIATAB-W500
( 仕様 )
2GB, 32GB \44,800~
\51,944
富士通 STYLISTIC Q550/C
法人向け
2GB, 30GB or 62GB
カスタマイズ可能
\89,800~
HP EliteBook 2740p Tablet PC
法人向け ( 仕様 )
2GB(最大8GB), 160GB \199,500 ~

会社で私の TW217 でデモしてと言われましたが、縦に縮んだ画面では伝わらないので、本気でデモするならこの中からどれか買ってもらおうかと思います。お奨めは msi か acer かな。

※ Windows Developer Preview をインストールしてしまうと、リカバリディスクでも元に戻せなくなる可能性があります。付属のアプリも使えない可能性が高いです。それでも「いち早くアプリを作りたい!」とか、「会社で次の商品の方向性をデモしたい!」というような場合にだけ、自己責任?というか自分の意志でチャレンジしてみてください。

ONKYO TW217 に インストール

私の TW217 は、メモリーが1GB で増設不可能と書かれているところを、自分で本体を開けて、メモリーを2GBに変更してあります。

1GBのままでは同じ動きをしない可能性があります。そして、これでますます保証は受けられなくなった様な気がします(笑)。

さてインストールには USB で使用できる DVD ドライブが必要です。私が買ったのは I-O DATA のドライブです。書き込みできるドライブを持っていない場合は、必ず書き込みできるドライブを選んでください。DVDのメディアも必要です。無ければ一緒に準備しておきます。

また、インストールの操作に USB のキーボードも必要です。二つUSB機器を接続するためにUSBハブも必要ですね。

準備が出来たらまず、Windows 8 Developer Preview をダウンロードします。

このサイトから "Windows 8 Developer Preview English, 32-bit (x86)” をダウンロードします。英語の 32ビット版で、Visual Studio の入っていないものです。これをダウンロードできたら、DVD ディスクに書き込みます。パソコンや購入したドライブの説明書などで、iso イメージから DVD ディスクを作成する方法を確認してください。Windows 7 であれば標準の機能で作成できると思います。

ディスクが出来たら、USBのDVDドライブとキーボードを TW217 に接続して、本体の電源を入れます。本体を起動すると左下にキーの説明が表示されるので、すぐにキーボードの F11 押して DVD から起動を選びます。(遅いと Windows が起動してしまします)

110918-151748あとは画面に Windows 7 などと同様のインストール画面が表示されるので、そのままウィザードに従ってインストールを続けます。

インストールする言語は英語で固定ですが、時間とキーボード入力は日本・日本語を選択することが出来ます。

※USBメモリではインストール出来ません 

Windows 8 Developer Preview-2011-10-29-11-32-15Windows のインストールが完了すると、PC名を入力した後、Eメールの入力を求められます。

ここでは Windows Live ID として使用しているメールアドレスを指定します。つまり Windows 8 には Windows Live ID でログインできる!ということです。

もちろん Live ID でログインしないでこれまで通りのユーザーを作成してログインすることも出来ます。この時点でネットにつながらない場合もそうなるようです。

さて Windows のインストールが完了したら、デバイスドライバをインストールします。

TW217Aの仕様を確認すると、このグラフィックドライバを入れれば動くようです。ダウンロードしてインストールすると、解像度を自由に変更できるようになります。これで、 1024×600 と 1024×768(ただし縦が縮んで表示される) の両方を切り替えて作業することが出来るようになります。

Windows 8 の基本操作

Windows 8 Developer Perview の操作方法は Windows Phone 7 の操作を取り入れたモノになっています。

Windows 8 Developer Preview-2011-10-29-11-42-08起動直後のロック画面は上にスライドしてログインできます。

テキストボックスをタッチすると、下から入力エリア(スクリーンキーボード)が出てきて、文字を入力できます。

Windows 8 Developer Preview-2011-10-29-11-43-09ログイン後のメトロUIで「Desktop」を押すと、これまでの Windows と同様のデスクトップ画面が表示されます。Start を押してしまうとメトロUIが表示されますが、画面の右端から指を内側にスライドさせると表示される画面から Search を押すと、以前のスタートメニューに該当する画面を表示することが出来ます。「全てのプログラム」は Apps というボタンです。(※タッチが無い場合は、マウスカーソルを画面左下に合わせると出てきます)

メトロUIのアプリが起動している時に、画面の左端から指を内側にスライドするとアプリとデスクトップ、メトロUIの行き来が出来ます。

Windows 8 Developer Preview-2011-10-30-16-41-27後はほとんど Windows 7 と同じです。エクスプローラがリボンになっているので、慣れると、メチャクチャに操作しやすいです。もう、右クリックしなくてイイ!そして、エクスプローラとIE10の起動・動作がデタラメに速くなっているので、それだけで嬉しくなってしまいます(※縦解像度を無理矢理縮めている時には動作が遅いです)。

個人的には久しぶりに角が丸くなく四角くなったカッコイイウィンドウも好きです。

スタートボタンでメトロUIが表示されるのはプレビュー版だけ?

「スタートを押すとメトロUIが出てくるのが使いづらい」と多くの人がブログで書いていますが、たぶんこれは、開発者用のプレビュー版だけで、製品版では選べるのだと思います。

その根拠は、メトロUI の解像度が 縦 768 以上が必要で、マイクロソフトの発表では、それ以下の解像度の場合は、「通常のデスクトップ」という表現がされていたからです。しかし、TW217A で縦600で表示してもメトロUIが表示されてしまいます。おそらくこれは、製品版では自動的に「クラシックなスタートメニュー」に切り替わるのではないか?と、私は思います。

現状ではレジストリを変更すると今まで通りのスタートメニューを使うことが出来るようです。

スタートボタンが欲しい!

Windows Phone 7 では「スタート(ウィンドウズロゴのボタン)」を押すとメトロUIが表示されて、アプリを選択して・・という動作が出来るのですが、TW217A の場合はハードウェアボタンが残念!「カメラ」「音量上げる」「ミュート」「音量下げる」「OK」ボタンしかありません。これのどれかが Start ボタンだったら、Windows Phone 7 と同様の操作ができるのに!

残念ながら左からスライドさせて切り替えるのが一番楽なようです。

(ボタン操作を解析できたら、どれかのボタンを Start ボタンに変更するアプリを作ってみます。期待しないで待っていてください(苦笑))

解像度 600 と 768 を切り替えたい!

Windows 8 Developer Preview-2011-10-29-11-47-04メトロUI は 1024 x 768 の解像度で画面が表示されていないと、アプリを起動できません(デスクトップとコントロールパネルには移動できます)。

しかし、一度起動してしまえば(アプリによっては)縦600ピクセルでも動作するようです。縦768でメトロUIに入り、アプリを起動して、デスクトップで600に変更して元のアプリに戻っても、ちゃんと動作するようです(動作しないモノもあります)。twitter アプリは縦を600にしても動作しました。

また、縦を縮めて表示している間は動作が遅くなってしまうので、普段使いでメトロアプリ以外を使うときには 600 に戻しておきたいです。そこで、解像度を 1024 x 600 と 768 で切り替えるだけのアプリを作ってみました。実行するとただ解像度を切り替えるだけです。

これで普段使いで非常に楽に使え、また、メトロUIアプリの開発もちゃんと確認できる!素晴らしいですね。

アプリは Vector に登録申請し、登録完了したらここからダウンロードできるようにしておきます。少々お待ちください~。

無線LAN WiFi は iPhone や Windows Phone 同様?

無線LANがつながりにくくなったのかと思って、最初、ちょっと戸惑います。どうも、iPhone や Windows Phone 7 と同様に、ステルスのWiFi には再接続されず、自動的に細かく切断・接続をしてくれる設定のようです。ステルス設定にしていると一度接続した後、もう一度つながらなくてビックリします。

また、ドライバがあってないのか、時々切れてつながらなくなることもあります。そのときは、IEで「問題の解決」的なボタンを押すと、ネットワークの接続のトラブルシューティングが表示されて、つながるようになります。

Windows Mobile や以前の Windows では WiFi に接続すると、ずっと電力を消費しているのか、あっという間にバッテリーが無くなった気がしますが、それと比べて持ちが良くなっているのでしょうか??今のところまだわかりませんが、しばらく使ってその点も確認してみたいと思います。

 

VMware Workstation 8 ( Player 4 ) にインストール

最後に、Visual Studio での開発の準備を。スレートPC実機ではさすがに Visual Studio での開発はツライので、仮想環境にインストールします。私の TW217A では、そもそも x64 版がインストールできないので、仮想環境に入れるしかありません。

今度は “Windows 8 Developer Preview with developer tools English, 64-bit (x64)” をダウンロードします。これには Visual Studio 11 も入っています。

VMware Workstation は有料の仮想化ソフトで、円高の今はドルで買うのがお奨めです。無料版の Player でも十分に開発は出来ます。それぞれ最新版から Windows 8 Developer Preview が動作します(一つ前のバージョンではインストールに失敗します)。

仮想マシンを Windows 7 x64 として作成して、簡単インストールではなく、DVDドライブに iso イメージを手動で指定して、自分で起動して Windows をインストールします。インストールが成功したら、VMware Tools もインストールします。

Windows 8 Developer Preview-2011-10-30-16-41-46Visual Studio 11 は、メトロUI に登録されています。
Windows 8 Developer Preview-2011-10-30-16-41-54起動するといつもの感じでVisual Studio が立ち上がるので・・・
Windows 8 Developer Preview-2011-10-30-16-43-24テンプレートから、Windows Meto style を選んで開発を始めます。

Windows Phone や WPF アプリ、Silverlight アプリとほとんど同じで開発が出来るようです。

F5を押すとメトロUIに登録されて、作成したアプリをいつでも起動できるようになります。


作成したメトロUIの公開方法は・・・まだ調べてません、ごめんなさい。これだけでも十分会社の上司にデモするだけの準備は出来ましたが、折角なので、何か作ったらちょっと公開してみようと思います。