スレートPC の「休止」は本当に必要か?

Windows 7 には「休止」という機能があります。スリープとは別で、ハードディスクにメモリーの状態を保存しておき、PCがシャットダウンしても、その内容から復元して復旧してくれます。

iPad 風キーボードレス Windows 7 PC( 以下、スレートPC ) にも、もちろんこの機能が備わっています。

ONKYO の スレートPC ( TW217A5 ) では、何も操作をしないで時間がたつとスリープになり、さらに時間が経過してバッテリーが無くなってくると自動で休止に移行するように設定されています。

しかし、この休止は本当に必要でしょうか?

休止はメモリーの内容をすべてハードディスクに書き込むので、メモリーが1GBなら約1GBが必要です。私の開発PCではメモリーが8GBなので、休止を使うには8GB必要で、その内容をハードディスクからメモリーに復元するにはものすごい時間がかかります。そのため、普通に起動するよりも何倍も時間がかかってしまいます。作業中の内容がまさかの時に失われない、というのはありがたいですが、そのために毎回8GBもの容量を消費し、かつ、(本当に大切なデータが保存されずに作業中かわからないのに)休止になった場合に、その復旧を待つのはちょっと実用に耐えない感じで、私の開発PCでは休止を無効にしています。

同様にスレートPCも、SSDの容量が多くないので無駄な領域を消費したくありません。また、私の TW217A5 の場合、SSD自体があまり高速ではないので、休止からの復旧はかなり遅い感じがしました。

加えて、スレートPCの用途。iPad でもおそらく同じだと思いますが、スレートPCで大事なデータを取り扱うだろうか?ExcelやWordを使うような操作は・・・たぶんパソコンに向かう方が便利だし、もしそれをスレートPCで取り扱うとしても、その場合には Ctrl +S を押す癖をつけるかACアダプタを接続して使うのではないでしょうか。それをしない代わりに、通常からSSD容量を消費し、電池が無くなる度に充電して休止から復旧するのを待っていたのでは、使い勝手が悪くてしょうがありません。

ということで私は割り切りました。

スレートPCは電池が無くなったら、勝手にシャットダウンすればいい!

この方がガンガンスレートPCを使えるはず。スレートPCはノートパソコンとは違うのだ!ということで、休止に必要な容量の消費を抑え、休止からの復旧にかかる時間を削減することに成功しました。では、その設定方法をご紹介します。

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まず、休止機能を停止します。

マイクロソフトのページ「Windows を実行しているコンピューター上で休止状態を無効にする方法および再度有効にする方法」を読むと、休止を無効にする方法がかかれています。ここには自分で設定する方法として

コマンド プロンプトで、「powercfg.exe /hibernate off」と入力します。

と書かれています。コマンドプロンプトはスタートメニューから起動できますが、このときアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックして起動します。ここでこの

powercfg.exe /hibernate off

というのを入力して Enter キーを押すと、休止が無効になります。この操作を行った後、再起動してハードディスクの空き容量が増えて入れば成功です。

より厳密に確認するには、エクスプローラで全てのファイルが表示できる状態にしてシステムドライブを見ると、休止が有効な場合には hiberfil.sys という大きな容量のファイルが見つかるはずです。休止を無効にして再起動するとこのファイルが消えています。

ちなみに、このファイルはドライブを移動できません。microSDなどに移動できれば休止を使ってもいいのに!という方も、残念ですが、その方法はありませんのでご注意を。

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次に、バッテリー残量が残り少なくなってきたらシャットダウンになるように変更します。

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スタートパネルからコントロールパネルを開き、右上の検索ボックスで「スリープ」と入力して検索すると、「電源オプション」というリンクが表示されるのでクリックします。

「電源プランの選択」画面になったら、アクティブな(太字で表示あれている)プランの右側にある「プラン設定の変更」をクリックします。

その画面の下の方にある「詳細な電源設定の変更」というリンクをクリックします。

表示される[電源オプション]画面のリストをスクロールして下の方に「バッテリ」という項目があるのでそれを展開すると、「バッテリ切れの操作」というのがあります。ここで「シャットダウン」を選択して OK ボタンを押します。

これで設定は完了です。

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ちなみに、SSDの容量を節約するという意味では、前回紹介したClass10 の microSD カードがおすすめです。

音楽や動画などのデータはできるだけ microSD に入れて使えば、SSD を節約できるし、ニンテンドーDSのゲームカートリッジのような感覚で気軽に差し替えて楽しめてグッドです。