iPad と同じマルチタッチ対応で、キーボードレスな Windows 7 PC(以下、スレートPC)の魅力はなんといっても、Windows 7 そのものであること。いつものアプリが何でも普通に動きます。しかし、Windows 7 はメモリー2GB以上あればとても快適に動作しますが、1GBだと少しモッサリして遅くて使いづらいです。それでも低価格なPCという位置付けなのか?なぜか?メモリーが1GBしかないスレートPCが多いのです。
ONKYOのスレートPC ( TW217A5 ) もメモリーが1GBしかなく、増設できません。しかし、ネットで検索すると、メモリーを増設している人がいました!
これはありがたい!私も早速メモリーを2GBに増設してみました。
ノートPC用のメモリーも安くなって送料と併せて約2,000円で買うことができました。実際に2GBになると、やはり劇的に動作が速くなります。具体的には、Windows の起動とネットワークの共有フォルダの音楽を再生するのが早く開始できるようになったように感じます。
増設するには分解が必要なので、これをやってしまうと保証を受けられなくなるかもしれませんが、私はこのスレートPCを有効活用できるようになったので、満足しています。参考にされる方はその点だけ、ご注意を。
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メモリーは、スレートPCのパネルを空けて、最初についている1GBのメモリーを外して交換します。ノートPCのメモリーを交換した経験があれば、あとはパネルをあけるところだけですね。
kakip さんのブログにあるように、本体下のゴムでカバーされているコネクタ部分からマイナスドライバーで開けていきました。
パチッ!パチッ!と音がして、プラスチックの爪を外していきます。柔らかい素材のようで、マイナスドライバーを入れて開こうとすると、少し歪むのですが、そこで歪まずにとどまっている部分に爪があるのだとわかります。爪の近くにマイナスドライバーを入れ直して、コキッっとやるとパチッ!と開きます。
最後まで開けるときには、本体とモニタ側のつがっている線が切れないように気をつけます。(※左の写真で真ん中少し右側、実物では本体の下側にあたる部分です。)
kakip さんのブログをみていなかったら、怖くてちょっとチャレンジできないですね。感謝!!
ここまで開ければ、あとは普通のノートPCのメモリーと同じ要領で、メモリーを交換することができます。
メモリーの左右に銀色の爪があるので、それを左右に開くと、メモリーが自分で起き上がってきます。斜めに起き上がった1GBのメモリーを抜いて、新しい2GBのメモリーを同じように斜めに挿します。そのまま元の用にメモリーを倒してやると、左右の爪がカチッ!っとロックしてくれます。
メモリーを倒しても爪が自然にはまらないときは、挿し方が良くなかったのでやりおなします。斜めの状態でしっかり入れてゆっくり倒します。
これでメモリーの交換は完了です。
すぐに蓋を閉めたいところですが、ぐっと我慢して、電源を入れてみます。タップしないといけないので、完全には閉めずに軽く重ねた状態で起動するといいと思います。
Windows が起動しない場合には、電源を長押ししてシャットダウンして、もう一度メモリーを挿しなおします。Windows 起動後に、スタート > コンピュータ > 右クリック~ プロパティ を開いて、メモリーがちゃんと 2GBに変わっていることを確認できればOKです。
無事動作を確認できたら、Windows を一度シャットダウンして、パチパチと爪をすべてはめて蓋を完全に閉じたら、Windows をもう一度起動し、(さっきと同じ画面で)Windows エクスペリエンス インデックス を最新の情報に更新します。Windows 7 はこの値をちゃんと計測しておかないと、正しいパフォーマンスを発揮できないので注意が必要です。完了して点数が出たらすべての作業が完了です。
動作が速く軽くなって、ずいぶんと印象の変わったスレートPCを堪能できることでしょう!やったね。