今日は、品川の日本マクロソフトの31FセミナールームC・Dで、新しい Office の新機能についてのセミナーに参加してきました。冴子先生に新機能を教えてもらいましたよ。
新しい Office のロゴは、やはり「窓」だそうです!
「窓を開けて、新しい世界へ飛び出してほしい」というのを表現しているそうです。新しい世界 = 新しいOffice で提供される機能、価値は次の3つがポイントだそうです。
- 基本機能向上 「自然に使いこなせる、シンプルな操作性」
- Windows 8 対応 「指先で使いこなそう」
- クラウドに保存 「クラウドでつながろう」
Windows 8 タッチに完全対応
デスクトップ、ノート、タブレット・・・と Windows 8 対応の様々なデバイス、様々な生活にピッタリ。タッチで直接手で触れて直観的な操作ができることが一番のウリのようです。
Word をタッチで読む時には「閲覧モード」
画面サイズに応じた表示で、ツールバーも消えて、指でサクサクページをめくれます。画像をダブルタッチで拡大するのもできて、スマートフォン同様「情報を消費するのに最適」という表現がされていました。(タブレットで情報を消費し、ノートに変形 or Bluetoothキーボードで 情報を入力する 、という表現がされていましたね)
リボンサイズもタッチ対応で大きく
新しい Office はマウスか?タッチか?で操作や画面が変わります。リボンはクイックツールバーのアイコンから、ボタンの大・小が選べて、タッチでも押しやすくなります。
カラーパレットや、カーソル位置に表示されるミニツールバーもタッチだと大きく表示されます。これらはユーザーが特別な操作をして切り替えなくても、タッチされたか?マウスで操作されたか?を自動で判定して、適切なモードになります。
Outlook もスマートフォンのように
もちろん Outlook もタッチ対応で、マウス操作時はメールプレビューのすぐ上に並んでる「返信」とかのアイコンが、タッチでは画面右端に縦にアイコンが表示されます。これ、タブレットを両手で持った時に、右手で押しやすいように、だそうです。
予定表の 月・週・日 表示もピンチアウト / ピンチイン で切り替えられます。いわゆるスマートフォンの拡大・縮小操作と同じですね。
新しい Office はより賢く
やりたいことを、これまで以上に簡単に、短期間で、高品質に!
Excel は自動で分析して提案してくれる
例えば 姓・名 や 大分類・小分類 など、二つのワードを連結してセルにいれている列があった場合、表に新たに追加した列の最初の2行にどちらか一方だけ(姓だけ、や 大分類だけ)を入力すると、自動的に認識して、残りの行をすべて同じ法則で分離して自動入力してくれる!という凄まじい機能があります。
フラッシュ フィル
というそうです。実はこの機能、Excel 2010 にもあるそうですが、自動ではなく関数を自分で呼び出す必要があるそうです。それがなんと自動で分析&提案、自動処理を行ってくれるようになったと。いわば、オート フラッシュフィル サジェスト!?
いやぁ、これが一番驚いた。これは素晴らしいですね。
他に2つの列の値を "-" で区切ったり "( )" 書きで連結したりしても、フラッシュフィルしてくれます。もう、自慢げにマクロを書く必要も、新人社員に雑務を押し付ける必要もないですね・・・(自戒)。
Excel のピボットテーブルをだれでも使いこなせるように!
ピボットテーブルって何?っていう状態でも、表を選択して「おすすめピボットテーブル」ボタンを押すだけで、「なんかこの結果がいい感じそう」というのを選ぶだけで、データ分析ができるという。これまた凄まじいですね。私のマクロをもうすぐ不要に(以下略
長時間かけて入力 or 関数 ・・・の代わりに、能動的に提案してくれる それが新しい Office のコンセプトのようです。
PowerPoint の図も、指で簡単にピタッと並べられる
Photoshop や Expression Blend を使いこなしている人は、Office の整列はまどろっこしいと思っていたでしょう。えぇ、それが、もう逆転しますよ。画像を横一列に等間隔で並べる、なんてのも指の操作でピタッとはまります。ガイドが表示されるのが、秀逸で。これは楽ちんですね。もう 2010 には戻れない気がします。従来は何回ボタンをクリックする必要があったのか。
PowerPoint にもスポイト機能
冴子先生イチオシ!のスポイト機能。デザイナにとっては、なぜ今までこの機能がなかったのか?!的な、すべての色を扱うソフトには標準であるべきスポイトが、ついに Office に追加されました。色を指定するために、わざわざ Photoshop を起動して、色を確認して、指定しなおす・・なんてもう必要ありません。
「専門のソフトにあるような便利な機能」が、新しい Officeにも追加されている、と表現されていましたね。
SkyDrive : データはクラウドに
新しい Office はまずログインして使用します
いつも最適なテンプレート、どこでも同じ履歴
Word ファイルを開くと、スクロールバーのところに「しおり」が表示されて、前回作業を中断したところから、すぐに、作業を再開できる。これは Kindle で本を読むのと同じ感覚で、もう、すべてのソフトにほしいと思っていた機能ですね。
Word ファイルに YouTube の動画を挿入!
これまた凄まじい機能ですね。クリップアートの画像や、マイピクチャの写真を貼るかのように、Word にYouTube の画像やインターネットの画像を挿入することができます。それも Word から直接検索して挿入できます。
デモでは Windows 8 の CM を挿入していましたね。
もらった方は、当然、オンラインの時しかその動画自体は見られないですが。これは素晴らしく楽になりましたね。資料作りが楽しくなりそうです。YouTubeにどんどん技術情報の動画をあげたくなりますね。
またデモでは、品川駅の写真をインターネットから検索して貼り付けていました。
「クリップアートは豊富だが、さすがに品川駅の写真はありません。インターネットから自分が必要とする画像を探して挿入できます」と。今までもできたでしょうが、これだけ楽になると、それを主体に資料を作るのが苦じゃなくなります。
PowerPoint 資料を facebook に公開!
私も早速やってみました。素晴らしい!facebook に勉強会のパワポ資料をあげてみたのですが、これはいいですね。クリックするだけでスライドがみられます。SkyDrive 上の WebApps で表示されるので、見る方は PowerPoint がインストールされていなくてもOK。これで、多くのスライドをアップできる Webサイトは不要になってしまう、かもしれません。楽だもん。
残念ながら Facebook のグループにはあげられない様子。私は勉強会コミュニティページの管理者ですが、「どちらに上げるか?」というような選択肢は表示されませんでした。Microsoft アカウントに紐づけてある facebook アカウントの、個人のウォールに書き込まれるようです。
冴子先生もタッチを絶賛
タブレット のタッチ操作で一番心配なのは「思い通りに操作できないのでは?」ということ。ですが、新しい Office は、ビックリするぐらいスムーズに、普段使っているスマートフォンと同じ用に使えます。と、冴子先生もタッチ操作を大絶賛でしたね。
他にスタイラスも対応で、その場合はペン先以外の手のひらは無視してくれるようになっているそうです。おぉ、地味にすごい。
ところで、冴子先生は SONY のタブレットになる Windows 8 ノート(VAIO Duo 11?)を使ってました。タッチとマウスの違いを示すのに、マウスは Wedge Touch Mouse でした。クイズ&じゃんけん大会の商品は私も使ってる Wedge Mobile Keyboard でした。