第1日目(2014年10月23日)の 鈴木 敦史さんのセッション「Windows アプリとクラウドの活用で進化するワークスタイル」のメモを共有します。

 

個人的に思い入れのある POS がテーマになっていたので、私にとっては非常にイメージがつきやすかったです。楽しかった!

昔、POSレジのプログラムに関わった時代と、iPad が初めて発売されたとき「これでレジが作れないか」と社長に言われたというのがあります。(前の会社の)社長、今なら Windows タブレットで POS レジ作れますよ!専用のドロアーもレシートプリンターもいりません。既存の製品でいけます!!

 

また、今回 The Microsoft Conference 2014 では、全セッションを通しての「Contoso ドラッグ」という架空の企業・社員のペルソナの問題を解決する、というのがテーマなのですが、私が参加した中では、一番忠実に問題解決に取り組んでいたように感じました。真剣にドラッグストアのことを勉強して考えているのが、ぐっときました。

 

店舗の中で起きている問題の解決

(全セッションを通してのペルソナ)Contoso ドラッグの問題を解決するには?ークライアントまわりに着目したセッション

Windows アプリとクラウドを使っていく - どのように業務を活用できるか?

  • キオスク端末
  • 業務端末
  • セルフサービスBI
  • 簡単アプリ作成

 

DEMO – キオスク端末

  • Bluetooth LE – タブレットと接続されている 消費電力が非常に低い企画
    • ペアリングはしてあるが、通信をしていないで 常時待機を できる
  • 調剤をやっている薬局 - かかりつけ薬局を持ちましょう と最近言われている
  • ドラッグストアにもそれを担える役割を
  • 血圧計を設置して、来店したお客様自身が使って健康を管理できるように
  • パーソナルヘルスレコード
  • 薬局で調剤を待っている間に、血圧を測ってみる
    • タブレットに自動的に結果が入る
    • 測ったら自動的に送信 …
    • 受信した血圧のデータがクラウド Azure に保存される
    • モバイルサービス - Windows 環境だけではなく Android, iOS でデータを参照できる
    • スマートフォンで家に帰ったり病院にいっても、血圧を確認できる
    • 病院も 最近は 病院で測る血圧より、家庭で測る血圧を重視している

 

デモの構成

  • Windows 8.1 タブレット 血圧計・体温計 Bluetooth LE で接続
  • Azure モバイルサービス、SQL データベース

 

Bluetooth LE

  • 稼働時間、待機時間が大幅に向上
  • 仕様が標準化 専用のドライバが不要 同じアプリで通信できる さまざまな機器に標準仕様
  • 独自仕様での接続のサポート 専用機器も対応できる

Windows 8.1 はフルサポート

 

割り当てられたアクセス

  • デバイスで操作できるアプリを1つのみに制限
  • 来店されたお客様が Windows タブレットで設定を変更したり他のアプリを起動できない

 

Azure モバイルサービス

  • iOS、Android, Windows アプリの作成
  • プッシュ通知、ユーザー認証などのバックエンドロジック

 

DEMO 業務端末 店員さんが操作するPOS

  • レシートプリンタ
  • キャッスドロア
  • バーコードリーダー
  • POS本体 … の代わりにタブレット Windows 8.1 アプリ
  • お会計をするとレシートが出てドロアーが開く 普通の動き
  • 特殊なものは使っていない
    • iPad は専用のものを使うのが多いが
    • Windows は標準の Windows 用、Linux 用の POS 用ドロアーなどが使える
    • 高価なバーコードリーダーを用意しなくてもいい 既存のものをそのまま使える

 

ハンディーターミナル

  • POSアプリ
  • バーコードリーダー付き
  • お会計すると - さっきのPOSと同じネットワークで、同じレシートプリンタ、ドロアーがうごく
  • 専用で一対一でつながっていない、共用で使用できる構成も可能
  • Windows Embedded 8.1 Handheld or Windows 8.1ストアアプリ
    • ユニバーサルアプリ
    • Embedded は Windows Phone 系??
    • Windows Phone ベースで開発するのも、ストアと共有
    • (※業務用ハンディターミナルは、Windows Mobile –> Windows Phone の時にけんか別れしたのかと思って異端だけど、既に WP 互換になっていたのか!?)

 

Windows はさまざまな形状のデバイスが登場する 5インチから100インチまで

  • ユニバーサルアプリで開発できる。

 

セルフサービス BI

  • Power BI
  • Excel Power クエリ
    • データベースを選択
    • テーブルを選択
      • 売り上げ、商品マスタ、店舗マスタ
    • データ取得が完了 Azure に格納されているものが表示される
    • クエリを編集
      • 使わないフィールドを消して
      • タイムスタンプ 日付だけに列を分割
    • リレーションの設定
      • 店舗IDとマスタの関連付け …
    • Power View
      • Powerクエリで取り込んだデータを表示
      • 売り上げのデータ 日付ごとに集計
      • 各店舗の売り上げ規模を サークルグラフで地図 に表示
      • 商品ごとの売り上げのグラフ
      • これを共有する
    • Office 365 の SharePoint Online にアップする
      • 社内で共有できる

 

簡単アプリの作成

  • Project Siena
  • アプリを、Office ファイルを作るかのように 作れる
  • PowerPoint のファイルを作る人 などのが使うことを想定している
  • (※店舗で見せられるアプリを想定している のかな??)
  • 商品を表示 一覧からタッチすると説明ページに 動画が再生される
  • データの入力
    • Excel テーブル
    • 他のソーシャル, Azure … さまざまなデータが使える
  • 動画 メディアファイルが使える

 

 

SHIN-ICHI の感想

私、昔 POS レジに関わった事があり、また、それ以外にも動物病院向けシステムで検査機器との連携とか・・・ハードウェアと連携する Windows 端末でのお仕事、特に人の生活に関わっているやつが大好きなんですよ、実は。最近はずっとバックグラウンドのシステム、とくにフレームワークの担当やマネージメントやってますが、人が生活・仕事に使うアプリ作るのが好き!なんです。根っこは(笑

なので、いや~デモが楽しかった。二つの Windows 端末(PCとハンディ)のどちらで会計しても Bluethooth LE で通信して、一つのレシートプリンタ、ドロアーが反応するなんて、なんか燃えますよね!?・・・え?あれ?

でも、そういうアイディアを組み合わせて、さっとお店に導入出来るものとか、作りたいなぁ~ ホントに人の生活が変わって、それを支えられているエンジニアだって実感を持って仕事したい。と思うときがあります。

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