よく「アジャイルはどんなプロジェクトに向いているの?」という質問を受けます。以前は「計画通りに進められるプロジェクトなら、ウォーターフォールの方が向いていますよ」と説明していましたが、どうも伝わっていない感じがしていました。また、向いていない場合に「ウォーターフォールの方がいいですよ」と言うと、怪訝な顔(リモートワークだと「声」でしょうか)をされたり、アジャイルが向いていないプロジェクトがあるのか?と驚かれることがよくありました。

ずっと「どう説明するのが伝わるかな?」と色々考えて試していたのですが、昨年(2022年)は「持続的イノベーションにはウォーターフォール、破壊的イノベーションにはアジャイルが向いていますよ」という説明をしてみました。

この説明が今までで一番よく伝わったように思います。

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これはよくあるケースだと思います。

毎日デイリースクラムもうまくやれているし、だんだんチームがアジャイル(Scrum)に慣れてきたかな・・・というタイミングで、スクラムマスタやリードディベロッパーがお休みで不在だったりすると、デイリースクラムがスキップされる。いつものデイリースクラムの時間に集まった人も、誰も発言をしないで、自然に「今日はしなくていいよね」と解散になる・・・なんということでしょう?!チームはアジャイルに慣れてきたのではなかったのか?!

これは、チームが Scrum のイベントを定義の通りに行えるようになってきたとしても、それはメンバーが全員スクラムを理解しているわけではない、というのが重要なポイントかと思います。

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スクラムのチームは全員が同じ場所にいることが推奨(だったと思います、Scrum.org の Scrum Guide には書いてないかも)ですが、そうも言っていられない状況。しかし、リモートワークでスクラムをする場合には、かなり頑張って、メンバーが密にコミュニケーションできるように準備する必要があります。

そのための工夫のひとつとして Azure DevOps のタスクのメンションを使うのが良い感じです。

スクラムイベントの スプリント振り返り ( Sprint Retrospective ) は Scrum.org の Scrum Guide に定義されています。スプリント期間の終了時に、スプリント期間1週間につき 45分(4週間なら3時間)の時間をとって、何が良かったか?何が良くなくてどう改善するか?をみんなで話し合います。

他のスクラムイベントはしっかりやれているのに、スプリント振り返り だけやれてないという話はよく聞きます。重要なこのイベントを、ちゃんとやれるように何とか定着させたいところです。

スクラムイベントは Scrum.org の Scrum Guide に定義されています。

新しく開発チームのサイトを作るときに、サイトの Welcomeページにこれらのイベントを記載してメンバーに周知したいので、私はよく README.md Markdown ファイルにチートシートを書いておきます。

先日、DevOps・アジャイルでよさそうな書籍を紹介してほしいと頼まれたので、ピックアップしてみました。

変革の軌跡【世界で戦える会社に変わる”アジャイル・DevOps”導入の原則】
分かりやすくアジャイル・DevOps導入の考え方が解説されています。実際に組織に導入するときに最初に読むのにお勧め。個人的にはメトリクスの話がわかりやすくお気に入り。

Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
しっかりとDevOpsについて解説されている、おそらく現在一番スタンダードな教科書だと思います。

進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える
実際にアジャイルでどうやってマイクロサービスを使ってくのか?について、より詳しい解説を読みたい場合に。

業務システム開発モダナイゼーションガイド 非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス
現場の開発者向け、少しシニアナメンバーに(アジャイルやDevOpsをいきなり導入するのは難しくても)少しずつDevOpsのツール・方法を導入してみては?という実践的な視点で。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
定番のスクラム解説の本、マンガ・ストーリーで解説されているので、まだアジャイルトレーニングを受けたことがない人が全体イメージを理解するのにお勧めです。

The Scrum Guide™
スクラムガイドは、簡潔に書かれているのでこれだけで勉強するには不向きですが、アップデートがないか?確認したり、全体をおさらいしたりするのに最適です。日本語版は https://www.scrumguides.org/download.html からPDFをダウンロードできます。

アジャイルがうまくいかなくなる魔法の言葉があると思います。「いい所を組み合わせれば」この言葉が出てくると、私は、あぁこのプロジェクトはアジャイル崩れになって、失敗するだろうな、と思います。

良いとこどり、ができると思って皆、悪いところどりをして、結果としてウォーターフォールでもアジャイルでもない、ただのグダグダ、素人が初めて開発やってみました、みたいな失敗プロジェクトになってしまうのです。

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