来週(2012年9月22日)に、Windows Phone と Windows 8 開発の勉強会を開催いたします。
ここでは勉強会に参加される方向けの Windows 8 開発環境の準備方法について記載いたします。3回目以降の勉強会でも、勉強会に参加されない方でも Windows 8 開発これから始める方に参考になればと思います。
※作業時間は目安です。
目次
1. Windows 8 製品版/評価版
作業時間:30分~4時間程度
Windows 8 を開発するには、Windows 8 が必要です。勉強会で Windows 8 のソースコードを試してみるには、次の手順を参考に Windows 8 のセットアップを行ってください。
- デスクトップから Windows 8 へアップグレード/上書きインストールする方法
- ISOイメージ(DVDディスク) から Windows 8を新規インストールする方法
- ISOイメージ(DVDディスク) で Windows 8 Preview から RTM(製品版)へ上書きインストールする方法
※後述の Visual Studio 2012 をインストールするには Windows 8 の製品版(あるいは評価版)が必要です。Preview 版には Visual Studio 2012 をインストールできないので注意してください。msdn サブスクリプションからダウンロードするか、次のページから90日使用できる評価版をインストールしてください。
※Windows Phone のコードだけを試してみる場合には Windows 7 でも大丈夫です。こちらの手順を参考にセットアップをすすめてください。
2. 勉強会に Live ID を連絡
作業時間:約2分
ATNDから参加申し込みいただいた場合は、チケットの購入時に Live ID を入力していただきます。それ以外で参加の方には勉強会運営担当者から参加者にメールでご連絡いたします。ソース管理を使用する場合に Windows Live ID を使用しますので、事前に Live ID をご連絡ください。
(※ソース管理にユーザーの追加と権限の付与を行いますので、若干お時間がかかります。前日までにご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします)
3. Windows Phone の開発環境を先に準備
作業時間:約2時間~4時間
Visual Studio 2012 をインストールする前に、Visual Studio 2010 をインストールする必要があります。Windows Phone は現在 Visual Studio 2010 でしか開発できません。Windows 8 の開発環境を準備する前に、Windows Phone の開発環境を準備しましょう。
※Windows 8 だけのソースコードを試してみる場合には、この手順はスキップしてかまいません。
4. Visual Studio 2012
作業時間:約30分~2時間
Windows 8 の開発には、Visual Studio 2012 の製品版(とその評価版)か、無料のExpress 版を使用できます。
製品版の評価版は、このサイトからダウンロードしてインストールすることが出来ます。msdn サブスクリプション会員の場合は専用サイトからダウンロードすることが出来ます。Ultimate / Premium / Professional のいずれかをインストールしてください。
無料版を使用する場合には「Visual Studio Express 2012 for Windows 8」をダウンロードしてインストールしてください。IEからそのまま実行してインストールすることも出来ます。
無事インストール完了したら、必ず一度「起動」を実行してください。
「オンライン登録」をするリンクがあるので、それを押してブラウザから Live ID を使ってオンライン登録をします。プロダクトキーをもらえるので、それをこの画面で入力して、次へ進みます。
開発者ライセンスを取得します。「同意します」を押して
Live ID(Microsoft アカウント)でサインインします。
期限が表示されるので必要があれば覚えておきます。この期限が来るとまた開発者ライセンスを取得しなおす必要があります。(同時にまだストアに公開していないローカルで開発したアプリも動かなくなります。再取得すると動くようになります)
これで Visual Studio のインストールは完了です(エディションによって背景色等が異なる場合があります。変更も出来ます)。
念のため、[ファイル] > [新しいプロジェクト] を開き、テンプレートから好きな言語( Visual Basic や Visual C# )を選択して、 Windows ストアの「新しいアプリケーション(XAML)」を作成してみましょう。
F5を押してしばらく待つと画面中央に一瞬何か四角い表示が出た後画面が真っ暗になると、空のアプリケーションが動作した証拠です(汗)。(※選んだテンプレートによって動きが異なります)
Windows キーを押したり画面左下・左上にカーソルを合わせるなどして、デスクトップに戻って、Visual Studio のデバッグを終了させましょう。
Expression Blend
Visual Studio 2012 (無料版・有料版をともに)をインストールすると Expression Blend fow Windows 8 も一緒にインストールされます。
5. ソース管理を使用する準備
作業時間:約5分(必要に応じて)
勉強会では Team Foundation Service Preview というサービスのソース管理機能を使用して、プログラムのソースコードをダウンロードして開発出来るように準備いたします。
Visual Studio 2012 (製品版・無料版どちらでも)をインストールした人はこのステップは不要です。この機能は既にインストールされています。([表示]メニューから、[チーム エクスプローラ] を押すと画面右に表示されます)
※以前の Visual Studio では無料版ではソース管理が使用できませんでしたが、Visual Studio 2012 の無料版では標準で使用できます。
Visual Studiwo をインストールしないでソースコードを確認したい人は、別途、「Team Explorer for Visual Studio 2012」をダウンロードしてインストールします。(※Team Foundation Server と間違えやすいので注意してください)
Visual Studio 2012 Express とは別にチームエクスプローラがインストールされました。
準備完了
以上で Windows 8 の開発準備と勉強会への参加準備が整いました。
勉強会は IT勉強会スタンプラリーに参加しています。既に台紙をお持ちの方は、当日忘れずにお持ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。